耐水性になる水溶性絵具の一種。油えのぐと異なり、約30分で素早く乾き、かつ、耐水性状態にまで固まるのには約1ヵ月半かかる。その実際上のメリットとして、アクリル絵具と大きく異なり、描くときにせかされず、修正もきく、後片付けがらくで筆をいためにくい。また、アクリル絵具の展色材(バインダー)は濡れた状態では白濁しているが、乾くと透明になるので、それが色の変化として現れてしまうのに対し、水性アルキド樹脂絵具の展色材は固化する前も、もともと透明に近い状態なので、乾いてもあまり違いがないので、その原理から見ると、濡れ色と乾き色の差は少ないはずである。実際、同一かつ単一の顔料の双方の絵具で計測すると、明るめの色味において水性アルキド樹脂絵具に差の少なさの優位性があるが、顔料の色が濃い絵具では、展色材による違いは目立たないという測定の報告がある。また、二つ以上の顔料が混じった絵具(または混色の状態)では、別の要因が働き、比較ができない。例えば、水性アルキド樹脂絵具の商品化実例である株式会社クサカベの商品AQYLAでは、(あくまで展色材とは別の要因であるが)比重が重い体質顔料の白色を含んでおらず、もともとの水分量が多いところにさらに水が加わることで、白色の顔料が水面に浮きやすい状態になるため、白色の顔料を混合した色では、色の差が生じやすくなる。
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